新型コロナ感染確認者の発生状況について

第八話

欧米と日本と違いから見えるこれからへの心積り

 さんざん取り沙汰されている新型コロナ流行の欧米と日本との様相の違いについて改めて触れたいと思います。なお私の見解については斜体で表記します。
まず、欧米と日本と違いを生む可能性として

  • 受療行動・診断の精度・死亡診断書記載の違い: 新型コロナのようにPCR検査の検体採取部位(鼻腔・咽頭)へのウイルス発現が必然でない病態に対してのPCR検査の診断の限界(第2話参照)と、欧米のようにこの検査を信頼し過ぎて医療現場へ過負荷をかけ機能不全を来たしたこと、米国のようにCDC(疾病予防管理センター)が死亡診断書記入に際して疑わしいものは新型コロナにカウントさせるよう介入(https://www.cdc.gov/nchs/data/nvss/vsrg/vsrg03-508.pdf)したこと、などデータの信頼度は国々により同じでないので、あくまでも目安と考えるのがよいかと思います。
  • 日本人と欧米人の新型コロナへの耐用力の違い(含む:組織適応抗原、腸内細菌叢の違い): これが最も大きい要因なのではないかと示唆させられる研究報告が出てきています。つまり新型コロナへの耐性が根本的に違うということです。腸内細菌叢については第6話をご参照ください。
     すでに国内で、かなりの感染歴があったことを示唆する報告が出ました。神戸市立医療センター中央市民病院が5月2日、外来患者千人の血液検査で、3.3%が抗体を持っていた(液性免疫の関与)と明らかにしました。全国の人口比感染者累積数のばらつきをみると5月12日現在で、10万人当たり全国で12.5人、兵庫で12人なのでこの数字をそのまま全国に当てはめてみると約400万人となります。つまり現在の“感染者累積数15674人の約250倍です。
     一方、従来ウイルス感染に関しては、細胞性免疫の関与が大きいことが示されてきました。今回、新型コロナウイルス抗原と、それに対するキラーT細胞活性を決める“組織適応抗原(MHC)”との結合係数を計算してウイルスへの感受性を探ったものです(https://jvi.asm.org/content/early/2020/04/16/JVI.00510-20)。
     これは私見ですが、日本人はこの抗体を作って対抗する液性免疫以外に、細胞性免疫で対抗した人がかなり多かった(液性免疫より多かった)のではないかと思います。こちらはこれから臨床で検討されていくことと思います。
  • 地勢的要因の違い: 縄文末期以来、大陸からさまざまな感染が持ち込まれて耐性がついた、この度合いが欧米より強かったのではないかと思います。
  • 新型コロナの遺伝子型の変化: 日本はA型で、米国はA型とB型、ヨーロッパはB型から変異したC型が主。
  • 日本と欧米での政策・国民の行動制限の違い: 厳しい行動制限は免疫力を落とす。
  • 日本では、結核予防のためにBCG接種が行われていること。 まだプレプリントといって、正式に論文の査読を受けたものではありませんが、結核の予防接種をしている地域に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が少ないことが報告されました(medRxiv March 28, 2020.doi: https://doi.org/10.1101/2020.03.24.20042937)。
  • 第5世代移動通信システム(5G)の普及の違い: ヨーロッパは周波数が高く身体への影響について議論のある5Gが普及しつつあります。一方日本はこれからです。
  • 生活習慣: 保清意識が高い。また和食、とくに自然塩、発酵食品、海藻、緑黄色野菜(抗酸化作用)・果物(ビタミンC)、鮭・みかん・卵(ビタミンD)、緑茶、玄米などは自分の免疫能を上げると考えられてきました。
  • 心持ち: 本来日本人は万物に感謝し共生してきました。こここそが本来最も大切なのに、今世間を見ると心もとないかぎりです。

などが考えられます。
人々の不安・恐怖を煽る要因として「新型コロナが猛威を奮っている欧米のようになるのではないか」、といことがあげられています。しかし、今まで見て来たように、日本は決して欧米のようにはならないでしょう。

【これから】
ウイルスが直接生体に及ぼす影響(炎症作用)以外に、体内に常在している別の細菌に感染して、その感染された細菌が炎症作用を起こす可能性があることを示す幾つかの報告が出てきました。古くからある抗マラリア薬とマクロライド系抗生剤の併用により病状に著効したという報告や、患者の肺組織から実際に新型コロナに感染された細菌が見つかった、というたいへん重大な知見が得られました(第6話参照)。
 なお、4月4日、トランプ大統領は「連邦政府は新型コロナ患者治療に使えるよう緊急医療用品の連邦備蓄に大量のマラリア薬を置いた」と述べました。このように患者さんと医療関係者とのおかげで感染者の治療に新しい可能性が開けてきたことはとてもありがたいことです。
 また、5月5日、売り上げ世界2位の大製薬会社ファイザーがワクチンの臨床治験をはじめると発表しました(https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-vaccines-pfizer/pfizer-biontech-set-to-begin-u-s-coronavirus-vaccine-trial-idUSKBN22H180?fbclid=IwAR0aEYfF91cotsc7oyLdDB2dZ32QAcK5jZYSHhV65OadLPI4vsesRzj1pxw)。臨床治験をはじめられるほど完成度が高いということはすでに相当前から綿密に想定し準備して人体実験もしていたということです。
 さて、もとにもどって考えると、新型とはいえ所詮はコロナウイルスです。重症化しなかった多くの人々にとっては風邪のようなものです。各国の首脳は去年の年末には感染伝播を知っていたわけです。これから明らかになっていくでしょうけれど、すでに日本人のそこそこの割合の人は感染済で、液性免疫により抗体を作っている人と、まだ実態調査されていないですが細胞性免疫でやりすごした人とがいます。
 去年の11月(*)から暮・正月にかけて多くの中華人民共和国の人々を迎え入れ(去年の11月~12月:170万2千人(香港含む)で同期間)、第一波が来て、現在は第二波と言えます。第一波のときはまだ公表されていなかったので、この頃気道症状を主とした治りにくい風邪として経験した人が少なくなかったのではないでしょうか。だれも知らなかったので心配もせず自然に収束しかけたわけです。今、「実際は検査陽性者の10倍感染者がいるのでは」という意見があるようですが、「すでに感染の経歴があり、今は積極的に外に出て社会活動を支えてほしい人は検査陽性者の500倍はいるでしょう」となります。
 世間で“高リスク”と言われる後期高齢者に近いトランプ大統領がなぜマスクをしていないか考えてほしいものです。
 心配してもどうにもならない事象については心配してよいことはありません。究極は、「罹ったら罹っただ」、と潜在意識のレベルまで肚をくくるしかありません。
 実は、もっと大きな動きに備えないといけない時期にきています。そもそもこのウイルス騒動は、米中戦争が最終段階に入って来て、アメリカの主導のもとカナダと共同で、新型のウイルスをつくったものと武漢病毒研究所との関連を示唆されるくらいです。もちろん当事者のアメリカはお得意の目くらましで自国にも感染を広げましたが。
 今、中華人民共和国の軍事戦略の第一列島線(日本の琉球列島~台湾~フィリピン~ボルネオ~ベトナム)の南西方面でアメリカ軍の主導下で、日本、台湾、オーストラリアが合同演習を着々と遂行しています。人民解放軍の暴発一つで実戦になる緊張状態が続いています。
 先日も、アメリカ国防総省が、海軍パイロットの撮影した3本のUFO動画を公開しました。いまだにメディアは「ついに宇宙人の存在を認めたのだろうか?」などと世迷言を言っていますが、心配しなくてもじきにもっと明確なかたちで現れるでしょう。
 国防総省は、HPで「UFO Documents Index」を堂々と公開しています(https://www.nsa.gov/news-features/declassified-documents/ufo/)。ということは当然、圧倒的に多い“公開されないもの”がある訳で、それがどのような“もの”であるのか想像してみてはいかがでしょう。
 新型コロナ騒動の後、世界の在り方がガラッと変わることはもう多くの方々が様々な局面から述べられています。ここでは屋上屋を重ねません。
 これから、本当にさまざまなことが起こるでしょう。そういう状況の中で私たちは、「何が起こっても決して自分を見失わないこと、周りの人々を思い遣り寄り添うこと」を心がけ、虚心坦懐に事象を受け止めて、そこから学んでいきたいものです。

 ここまでお読みくださってありがとうございます。

矢作直樹


矢作直樹
昭和56年、金沢大学医学部卒業。
平成13年、東京大学大学院医学部系研究科救急医学分野教授および同医学部附属病
院救急部・集中治療部部長となり、15年にわたり東大病院の総合救急診療体制の確立に尽力する。
平成28年3月に任期満了退官。東京大学名誉教授
著書に『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、
『失われた日本人と人類の記憶』(小社刊)、共著に『新型コロナウイルスへの霊性と統合』(小社刊)


新型コロナウイルスへの霊性と統合
並木良和 , 矢作直樹

著者:並木良和 , 矢作直樹
ISBN:978-4792606763
判型:四六判/並製
定価:1200円(税抜き)

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