ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密

歴史小名木善行

著者:小名木善行

ISBN:978-4792606855

判型:四六判/並製

定価:1760円(税込み)

大人気ブログ「ねずさんの学ぼう日本」(旧「ねずさんのひとりごと」)の著者が、
歴史をひもとき日本の素晴らしさを改めて教えてくれました!
私たちの知らなかったエピソード、思いもよらぬ歴史の解釈に
感嘆することでしょう。

目次

はじめに

第1章 記紀に学ぶ日本の国柄
一 隠身という大切な概念
 1 神話と神語
 2 古事記に書かれた天地創成
 3 「隠身」という大切な概念
 4 天之御中主神と日の丸の旗
二 すべては神々の御心のままに・諸命以
 1 諸命以・修理固成・天沼矛
 2 すべては神々のもの
 3 ココヲヲロロというオノマトペ
三 目指すは「よろこびあふれる楽しい国」
 1 あに国なけむや
 2 古代日本の庶民の暮らし
 3 身分よりも人
 4 盗窃せず、諍訟少なし
四 清陽も大事、重濁も大事
 1 清陽も大事、重濁も大事
 2 日本的な陰陽とは
 3 清陽
こらむ 教育と文化の国を目指した日本

第2章 古代の日本と周辺国との関係
一 日本建国の理由
 1 建国理由を教えない日本
 2 日本建国の詔を読む
 3 建国までの経緯を学ぶ
 4 たびかさなる試練
 5 諸外国と異なる建国の経緯
二 疫病対策を成功させた崇神天皇
 1 甚大な被害をもたらした疫病の歴史
 2 記紀に描かれた疫病被害
 3 たいせつな手水舎の教え
 4 ほろびない国であることの大切さ
三 神功皇后の三韓征伐と栲衾の国
 1 意味のないことで騒ぐ
 2 不思議なお告げ
 3 お告げがもたらした千八百年間の平和
 4 現代をどうみるか
四 仁徳天皇が築いた国際国家日本
 1 二年分のお米の備蓄
 2 災害に備える
 3 災害対策によって豊かになった日本
五 雄略天皇による古代日本の建て直し
 1 よろしく攻め伐って天罰をくだせ
 2 不正をただす
 3 人質
 4 高句麗の行った自立自存
 5 雄略天皇の御心とは
こらむ 漢字渡来の嘘
 1 漢字は部品でできている
 2 阿比留草文字
 3 漢字は異なる記号の組み合わせ文字
 4 漢字渡来の嘘
 5 日本独自の漢字の使用

第3章 日本の基礎を築いた中世日本
一 人口の三分の一が渡来人だった平安初期
 1 歴史の再現性
 2 蓬莱山の国、扶桑の国
 3 新撰姓氏録といまの日本
 4 黄金の国ジパング
二 日本書紀、万葉集が編纂された理由
 1 持統天皇という偉大な存在
 2 日本書紀と万葉集
 3 日本文化を創造した天皇
三 万葉集にある「令和」の根拠となった歌
 1 初春の歌
 2 元号のもたらす意味
四 いまこそ大切にしたい日本の国柄
 1 迩々芸命のご事績を日本の国の形とされた神武天皇
 2 大水田を誕生させた仁徳天皇
 3 仁徳天皇の事績を踏襲された雄略天皇
 4 和の国を打ち出した聖徳太子
 5 再び民のカマドの煙を持ち出された舒明天皇
 6 天智天皇・天武天
 7 教育と文化による国つくりをした持統天皇
こらむ シルクロードはジャパンロード
 1 シルクロードは 19世紀に創られた名前
 2 長安の人口
 3 原始取得物の物々交換

第4章 黄金の国だった日本の近世
一 徳川家康と大阪経済
 1 家康が豊臣方と戦った理由
 2 商流経済と生産者優先経済
 3 家康の行った大偉業
二 古代に学んだ信長の誇り
 1 織田弾正信長
 2 桶狭間の戦いの意味
 3 桶狭間効果
三 鎌倉幕府の崩壊と児嶋高徳
 1 財政破綻のおそろしさ
 2 持明院統と大覚寺統
 3 児嶋高徳
 4 臥薪嘗胆
四 和気清麻呂に学ぶ
 1 皇居にある二人の銅像
 2 かかあとやっこ
 3 道鏡の陰謀
 4 宇佐八幡の御神託
 5 道鏡失脚
 6 皇統を護る
五 武士道とお能の不可分の関係とは
 1 武家文化としてのお能
 2 熊野の物語
 3 松風の物語
 4 鵺の物語
 5 武士道を築いたお能

あとがき 日本文化が巨大な胃袋を持つといわれる理由とは