パリ・オペラ座へようこそ-魅惑のバレエの世界

カルチャー渡辺真弓

著者:渡辺真弓

ISBN:4792605741

判型:A5判/並製

定価:1870円(税込み)

2015年に刊行された『魅惑のバレエの世界〜入門編』に続くバレエ・シリーズ第2弾。350年の歴史を誇る世界最高峰の名門バレエ団パリ・オペラ座バレエの魅力を伝える1冊です。
著者は、パリ・オペラ座バレエに造詣が深く、1990年から16シーズンにわたって、およそ200種のプログラムを取材、現在までに500回もの公演を鑑賞。本書はそうした経験をもとに執筆されました。
通常取材が難しいガラの特別公演や世紀の舞姫シルヴィ・ギエムの客演の舞台などもご紹介。パリ・オペラ座バレエがきっと身近に感じられることでしょう。
なお、本書には、10月に他界した大エトワール、イヴェット・ショヴィレへのオマージュが込められています。

〈目次〉
第1章 劇場でたどるパリ・オペラ座の歴史
第2章 ガルニエ宮散歩
第3章 エトワールへの道
『デフィレ』の美/エトワールと階級制/進級試験
/パリ・オペラ座バレエ学校
第4章 オペラ座が熱狂に包まれた日
ロマンティック・バレエの誕生『ラ・シルフィード』
不朽の名作『ジゼル』
リファールの遺産
オペラ座の女王ショヴィレ
ランダーの『エチュード』
ヌレエフの改革とその遺産
シルヴィ・ギエムの奇跡
よみがえるバレエ・リュスの遺産
ローラン・プティの魔術
ベジャールとオペラ座
アメリカの振付家たちとの70年の蜜月
バランシン、ロビンズ、カールソン、
フォーサイスなど
ノイマイヤーのバレエの宇宙
ピナ・バウシュの『春の祭典』の衝撃
オペラ座の貴公子たちの系譜
パリ・オペラ座と日本
第5章 21世紀のパリ・オペラ座
ルフェーヴルからデュポンへ

著者プロフィール
渡辺真弓
舞踊評論家。お茶の水女子大学及び同大学院修士課程で舞踊教育学を専攻。オン★ステージ新聞社に勤務した後、1991年〜2006年パリに在住。舞踊史の研究を続けながら、専門紙誌やWebマガジン等に定期的に寄稿。平成27年度より放送大学面接授業で「バレエへの招待」を開講。舞踊コンクール審査員なども務める。
著書に「日本のバレエ〜三人のパヴロワ」「世界のバレエ学校」「チャイコフスキー三大バレエ」(以上新国立劇場情報センター)、「名作バレエ50鑑賞入門」(世界文化社)、「魅惑のバレエの世界〜入門編」(青林堂)など。監修に「学研まんが世界の伝記–アンナ・パヴロワ」(学研)など。