「記者会見」の現場で見た永田町の懲りない人々

時事安積明子

著者:安積明子

ISBN:4792606632

判型:四六判/並製

定価:1540円(税込み)

はじめに

第一章
官房長官会見でのバトルの現場

とうとうバトルが火を噴いた
報道室の書面に対し、抗議に動かなかった内閣記者会
フリーランスの参加権を失わないために
官邸会見に参加するための要件とは
実績主義ではない官邸へのアクセス権
お仲間の特権擁護しか頭にない新聞労連の実態
官邸前行動ではフリーランスを利用
「反権力」というだけで脊髄反射する人たち
雨後の筍のように生まれた望月擁護論
片面的にしか見てない日本ペンクラブと日本出版社協議会
唯一賛同できた江川紹子氏の持論
あの滝本記者の名前を隠して質問を比較した
記者は「国民の代表」か
東京新聞は「国民の代表」だが、産経新聞は「テロリスト」なのか
「国民の代表」をめぐる戦いをミスリードした時事通信のタイトル
佐藤栄作辞任会見とは全くの別物
「報道の自由」に乗じようとしている野党
奥野総一郎
小川淳也
基本的なミスが目立つ
「被害者ビジネス」なのか

第二章
各政党はどんな記者会見を開いてきたのか

野党の記者会見でさえ制約を受けるフリーランス
与党になったとたん閉じられた自民党本部での会見
高市政調会長懇談から次々と記事が発信
小沢自民党幹事長時代は会見は開放されていた
亀井大臣自身が記者クラブとバトル
気配りの人、谷垣総裁の会見

第三章
何をやりたいのかわからない政党

揚げ足取りだけに外交を使うのか
圧倒的に少ない立憲民主党の記者会見

第四章
民進党を壊した女性たち その1 蓮舫氏

大抜擢された女性議員たち
「党再生の星」という名の人寄せパンダ
すぐに勃発した二重国籍疑惑
公職者の二重国籍が許されないわけ
かねてから二重国籍の噂があった
「多様性」をアピールするチャンスを逃がす
批判者を差別主義者呼ばわり
1日で代表の地位を投げる無責任さ
逃げ出す時はいち早く

第五章
民進党を壊した女性たち その2 山尾志桜里氏

「まるで山尾さんの政党のようだね」
在京記者を避けてスキャンダルの会見は地元で行う
なぜ愛知7区から出馬したのか
天国から地獄へ
夜の院内に離党届を持って現れた山尾氏に、大島幹事長も右往左往
何人もの仲間を見殺した結果……

おわりに