古事記の封印を解く!

スピリチュアル羽賀ヒカル,鎌田東二

著者:鎌田東二 羽賀ヒカル

ISBN:978-4792607890

判型:四六判/並製

定価:1760円(税込み)

神道学者鎌田東二が、神道研究家羽賀ヒカルに生前託した最後の対談!
『古事記』の天地開闢から伊邪那美命の神生みまでを読み解き、深いところに隠されたメッセージを明かす!

【目次】

はじめに

まえがき「すべては天の采配」

第一章  神々の創造 〜原初神から伊邪那岐・伊邪那美まで

古事記とは何か
古事記とはどのような書物なのか 
あるものを、あるがままに見るということ 
鏡を磨けば、真理に近づくことができる 
古事記が語る宇宙の始まり 
古事記をどのように読み解くか 
あわせて考えたい「序文」 
大和言葉と漢語、話し言葉と書き言葉 
神の「生まれ」をどう捉えるか 
古事記と日本書紀 
古事記以前に存在した、日本最古の神名 
古事記にまつわるひとつの疑問  古事記は地球と生命の生成を語る 
古事記は天地開闢から始まる一大活劇  

第二章 日本列島の造成   〜国造りと神産み

男女性の結びが実態を生む
天地開闢と宇宙創成の原理 
餅つきと創造原理の比喩 
修理固成と人生・社会への比喩的適用 
実体を生み出す神々の交合 
言霊と「修理固成」の語義解釈 
「みとのまぐわひ」と蛭子の象徴性 
男性性と女性性の順序の重要性 
真実をどのように表現するべきなのか 
陰陽の順序と神話に込められた価値観 
太古は女性が社会の中心だった 
国産みの順序と四国の成り立ち 
渦巻き状のエネルギーと二名島の形成 隠岐の三子島と「三」の原理 
神産みへと続く流れ 

第三章 さらに続く神産み   〜二神から産まれた具象神たち

天地の諸物を司る神の登場
次々と産まれる、あまたなる神々 
中国やインドと異なる、日本の感性のランダムさ 
日本神話は「海の民」によって語られた物語    
「よく分からない」を神性として受け入れた日本人    
それは「空から船に乗ってやってきた神」なのか 
神話の大きな転換点に現れる、須佐之男命 
神産みの物語を締めるのが、なぜ豊宇気だったのか 
古事記が人々に伝える「ムスヒ」 
飛び散った迦具土の血から生まれた神々 

あとがき 「うけひ」