食の誤解を解く!-いのちをいただく。その一瞬に心を澄ませる

スピリチュアル,時事矢作直樹

著者:矢作直樹

ISBN:978-4792607920

判型:四六判/並製

定価:1870円(税込み)

食で不安に振り回されないために!
小麦・植物油・乳製品・甘味─
四毒のすべてが悪ではなく、摂り方と心の在り方で響きが変わる
「どう食べるか」は食材そのものと同じくらい大切です

【目次】

はじめに

第1部 食をめぐる誤解を解く―不安に振り回されないために 
第1章 食卓の米国化と現在の誤解構造 
コラム 統計の見方─「日本だけががん増加」という言説について 
第2章 四毒まとめ─小麦・植物油・乳製品・甘いものの誤解と本質
コラム 
第3章 小麦─グルテンと現代病の誤解 
コラム 食卓に生きる陰陽の知恵 
コラム 雑穀と未来食─大谷ゆみこさんの取り組み 
第4章  油─植物油と伝統油脂の見直し 
コラム 油と文化─地域に根づいた味わい 
第5章 乳製品─「牛乳神話」と健康の誤解 
コラム 乳と人類─多様な適応のかたち 
第6章 甘いもの─甘味と心身のリズム  
コラム 季節と行事に寄り添う甘味 
コラム 肉や魚との付き合い方 
第7章 塩分と塩─“控えるべき”という思い込みの再検証 
コラム 塩専売制と自然塩復活の歩み 
第8章 発酵食品の文化差と健康観 
コラム 発酵は「暮らしの知恵」 

第2部 素材と“場”の力― 精製/加工/調味料─本来の食の力を取り戻す
第9章 精製・加工の問題と本来の食材の力 
コラム 精製されない食材の知恵 ─ 雑穀や未精製の力 第10章 基本調味料の力─日本の台所を支えてきた四柱と「発酵の場」 
第11章 魂と中今─調味料に宿る祈り 
コラム 和食の知恵『ことまごわやさしい』 
第12章A フィトケミカル─色と香りに宿る生命の守護力 
第12章B 食物繊維─腸を整え、感情と直観を澄ませる 
コラム 昔ながらの食卓にあった繊維─切り干し大根とぬか漬け 
第12章C 水と食の関係─味とエネルギーを変える媒体 
コラム 水は偉大な記憶装置─科学・直観・神話をつなぐ 
第13章 「旬」 ─ 自然リズムと生命リズム 
第14章 血糖と油─科学が教える摂り方の工夫 
コラム 昔のおやつに学ぶ血糖コントロール114
まとめと第3部への橋渡し 

第3部 科学の限界と盲点― 測れないものをどう受けとめるか 
第15章 科学は「一部の波」しか測れない─正弦波/非正弦波のたとえ 
コラム 「測れないもの」と暮らしの感覚 
第16章 科学の運営主体とその恣意性 
コラム 科学史に見る人間らしさ 
第17章 科学信仰と盲点 
第18章 個人差と文脈─食と身体の多様性 
コラム 同じ食材でも効き方は人それぞれ 
第19章 科学を超える視座─中今と魂の四層 

第4部 食と魂の四層、祈り、縄文的感性― 「中今」の感覚を育む 
第20章 食べ方の質と心の在り方 
コラム 食は個人差の大きいもの 
コラム 食べる所作に宿る力 
第21章 食と「中今」感覚─感謝がエネルギーを変える 
コラム 一食に重なる四つの響き 
第22章 魂の四層と食の響き 
第23章 縄文的感性と「大調和」の食文化 
コラム 縄文の食卓を想像する 
第24章 食と祈りのメカニズム─味覚を超えた「場」の浄化 

第5部 実践へのガイド― 今日からできる小さな工夫 
第25章 誤解を解いた上での「ゆるやかな選択」 
第26章 食べ方・タイミング・心の持ち方 
コラム 極端を避ける暮らしの知恵 
第27章 加工度・精製度を下げるシンプルな工夫 
コラム 台所でできる小さな工夫 
第28章 個人差に合わせた「調整感覚」を身につける 
コラム 体の声に気づくとき 
第29章 日常に取り戻す「自然な食」の感覚 

第6部 未来への展望― 大調和社会への一歩 
第30章 食と地球環境─土壌・水・エネルギー循環との調和 
コラム 土と水に触れる小さな体験 
第31章 共同体・家族・農とつながる食の未来 
第32章 「中今」で生きる食卓─大調和社会への一歩 

あとがき 
参考文献