オバマ大統領、お寿司半分の内輪話

 TBSが、オバマ大統領が安倍総理と数寄屋橋次郎でお鮨を食べる前に、同じ銀座の高級寿司店「銀座久兵衛」に寿司の出前を頼んでいたと報道しています。伝票も残っていて番組内で見せていたそうです。そしてTBSだけが日米でTPPの交渉がまとまったと報道し、豚肉等の関税率まで示しています。

これを聞いて皆さんはどのように判断し、理解をしますか? TBSの大スクープだと思いますか?

この報道を基に、どこからもたらされた情報なのか、マスメディアというものがどのように捻じ曲げて報道したり、どこかの意向を持って報道したりするのか、どんな目的で報道するかを読み解いてみたいと思います。 さらに情報はどのように分析するかの参考になればと思います。

まずオバマ大統領が、銀座久兵衛に出前を頼んでいたという話です。オバマ大統領の今回の訪日は国賓です。国賓がどういう待遇のものか、その内容についてはツイートしてあります。

経費ということからみると、羽田に大統領専用機エアホースワンから降り立った瞬間から、全ての費用を日本の税金で負担するのが国賓です。

細かいことまで言いますが、日本までの専用機のジェット燃料ケロシンの費用はアメリカが負担しています。招待でも交通費は別、ということで世界の慣例です。

日本から南朝鮮へ向かって離陸する前に、大統領専用機は日本の経費負担で、日本の燃料を給油しています。本来日本の負担ではありませんが、日本としての外交上の礼儀と、専用機のパイロットの意見で、南朝鮮での給油を望まなかったということです。航空機燃料に関しての絶対の権限者は機長であり、大統領でさえ反対することはできません。

ここで少しジェット燃料ケロシンについて説明します。ケロシンは原油の原産国、そして石油精製技術により、各国でその性状は様々です。米軍のパイロットなら南朝鮮のケロシンが、イラン産の原油であることは知っています。イラン産原油は、原油としては最高に近い品質です。スーパーエクストラといわれ、ドバイフラッツ(石油相場の価格)にプラスして取引きされます。

百田尚樹著「海賊とよばれた男」でも出光が日章丸にてイランまで買い付けに行くことが書かれています。ちなみに現在の日本では、スーパーエクストラライトというサウジアラビア産の原油が中心です。

アメリカは、南朝鮮の石油精製がLGであることを知っており、南朝鮮空軍の戦闘機の状態についても情報が入っています。従って石油の精製技術に不安のある南朝鮮のケロシンより、日本での給油を当然望み、南朝鮮訪問後のマレーシアまでの燃料としても日本で確保したことがわかります。

石油精製は、まず自然に気化する中から液化した「トルエン・エチレン・キシレン」が精製され、次に粗製ナフサが精製されます。粗製ナフサから医薬品やガソリンが製造されます。残ったものがナフタリンです。次に、ケロシン・灯油・軽油となりますがその性状に大きな違いはありません。次に重油となりますが、日本はAからD重油までの種類があり、日本のA重油は中共の軽油より高品質の性状です。精製の過程で、技術を要する脱硫があり、NOX窒素酸化物、SOX硫黄酸化物等の環境に影響あるものを除去します。NOX、SOXはPM2.5にも大きく影響します。日本の石油製品のクリーンさは世界一の基準です。

日本では、灯油や重油は非課税です。そのため軽油に代わり使用されない為にクマリンという物質を入れて防止をしています。このクマリンを除去したのが脱税軽油といわれ、その製造過程で硫酸ピッチという有害物質が出ます。よく不当廃棄されているのが発見され、脱税軽油摘発に繋がっています。

マレーシアにはペトロナスというマレーシア国営石油会社があります。アメリカ資本が多く占めるアラムコとの合弁なので、ケロシンの品質も信用できます。恐らく南朝鮮で給油をしないアメリカ側の南朝鮮に対する何らかのメッセージもあると思います。

マレーシア国営石油会社ペトロナス、クアラルンプールのペトロナスタワーは、ツインですが一方は夜になってもほとんど明かりが見えません。はい、その通りです。有名な話ですが、一方のタワーは日本の間組が建設し、傾いた方は受注を無理やり持っていった南朝鮮企業による建設でした。南朝鮮が施工した方のビルが傾き、言い訳で設計図は日本のだと逃げ、その南朝鮮企業は倒産しています。

話しを戻して、アメリカからの南朝鮮に対するどんなメッセージかと言うと、例えばですが、お前の国の空軍戦闘機の程度は知れている。米空軍は岩国・沖縄に駐留しており、日本の燃料で飛んでいる。しかも南朝鮮まで支援に飛んで行くには、日本側の事前協議による承諾が必要であることを忘れるな、と想像されます。これが外交です。

燃料の給油にもいろいろな意味があります。ちなみに、アメリカも日本も政府専用機が北京で給油することはありません。当然といえば当然で、燃料は意図的に飛行機を落とすことも出来ます。アメリカはほとんどの場合、空軍が燃料も運んで専用機に給油しています。

国賓としての来日ですから、費用から考えてもアメリカが銀座久兵衛に出前を頼んだという話はありえません。オバマ大統領は羽田から数寄屋橋次郎に直行しています。ケネディ大使の薦めでといわれていますが、その夕食での会談のためにアメリカ出発時間も早めたと報道されています。

本当にケネディ大使の薦めかは疑問です。出発時間は大統領の外交スケジュールですし、警備の安全面からも準備は周到で、それこそ分単位で決まっています。恐らく日本国内でのケネディ大使の不評を気にしたアメリカが、ケネディ大使を気遣った発表をして、そのまま日本のメディアが流したと読み取れます。

それにしてもアメリカの誰が銀座久兵衛を知っていたというのでしょうか。国賓としての接待費用一切は日本負担です。全ての手配をしてもてなすのが国賓ですから、アメリカが勝手なことはしません。つまり日本側が出前を頼んだということです。誰がとか具体的なことはあとから述べます。

ここでTBSは何の目的で出前を頼んだという報道をしたか考えておいて下さい。各メディアが数寄屋橋次郎でオバマはコース半分で箸をおいたという報道がされていることも併せて考えて下さい。いかにもオバマがお鮨を半分残したことと、アメリカ側が出前を頼んだことと関連付けようとしていますが、全く関係はないのです。

またまた話がそれますが、関西のほうでは天皇陛下の朝廷があったことから「お寿司」と書き、江戸前の東では魚が旨いと「お鮨」と書くようになったといわれています。

さらに注目すべきは、数寄屋橋次郎では、通訳は日本側だけでした。外交の場で、ましてやトップ会談において、相手側の通訳に頼ることは天と地がひっくり返ってもありえません。絶対に通訳は自前でなければ信頼できないのは常識です。どんな会談を見ていても必ず通訳は双方についています。

安倍総理の発言は、アメリカ側の通訳が英語に訳して伝え、オバマ大統領の発言は、安倍総理の通訳が日本語に訳し伝えます。そうでなければ正しく伝わりません。数寄屋橋次郎でアメリカ側の通訳がいなかったということは、食事と親交の場であり複雑な話は最初から予定されていなかったということです。一部マスコミにより、アメリカ側は当初からTPPについて詰め寄ったという話が報道されていますが、アメリカ側の通訳がいなかったことからしてありえません。どこのマスコミが流したかその色分けを見るべきです。いかにも安倍総理が追い込まれたような印象になります。

出前の話に戻すと、銀座久兵衛にオーダーしたのは当然日本側です。オバマ大統領はシークレットサービスだけを引き連れて来日したわけではありません。トップがすし屋に招待されて他の随行員については知らない、そんなことはありません。しかもそれなりに政府の高官等も含まれています。外交上の礼儀として、トップと同様のもてなしをします。

アメリカ側全員を、数寄屋橋次郎において対応できる能力は無く、銀座久兵衛は普段から安倍総理が御用達です。そのことは、新聞発表される総理の動向を見ていればわかります。久兵衛は、銀座本店、そしてオークラ本館にもあります。オバマ大統領一行が、今回の宿泊はオークラであることからも相応しいと、随行員の為に出前という注文に至ったのです。いわばルームサービスともいえるかもしれません。

ちなみにアメリカの大統領が、来日してオークラに宿泊するのはオバマが初めてです。国賓であれば迎賓館に泊まり、そうでなければアメリカ大使館に泊まっていました。英国は必ずエリザベス女王以下、一番町の英国大使館内に宿泊します。中共はどうでも良いけどニューオータニです。フランスはオークラです。

銀座久兵衛ついて少し説明します。銀座の金春通りにありますが、金春湯という銭湯もいまだにあり、金春神社というきわめて小さい神社があり付近の名前の由来です。銀座中央通りから一本外堀通りに入ったところで、資生堂パーラーの裏あたりです。銀座久兵衛は約20年前にビルに立替えています。現在の店主は三代目で、いつも一階でお鮨を握っています。やはり数寄屋橋次郎と同様に、一階はカウンターだけで20名弱程度です。靴を脱いで掘りこたつ式のカウンター前に座ります。二階は、カウンターと一部テーブルがあり、三階は座敷です。四階は特筆に値しますが、一般公開はされていない北大路魯山人博物館ともいえます。魯山人愛用の品々が展示されており、片隅に四人用のテーブルがありここでも食事できます。

銀座久兵衛は最低でも60人は収容できる客席があります。オバマ大統領一行は、それ以上の人数であったということがわかります。銀座久兵衛はやくざ、政財界、ホステス、芸能人、スポーツ選手で毎晩溢れています。オークラ本館の和食レストラン山里の一角にある久兵衛は、中二階にあり狭いですがあまり目立たず、お忍びで様々な人が利用しています。

次に誰が、アメリカ側が出前を頼んだという情報を、TBS並びに他の番組で政府高官の話として伝えていた御仁に流したか、ということです。TBSは出前を頼んだという情報を基に、久兵衛に取材し、その伝票も確認したと思われます。

話はそれますが、オバマが半分残しただの、出前頼まれた伝票見せたりだの高級店といわれる数寄屋橋次郎と銀座久兵衛が、顧客の秘密も守れず、とても一流店とはいえないことがわかりました。銀座久兵衛はもうVIPからは信用されないですね。

どこかのてんぷら屋が政府の依頼をもともとのお客の為に断ったと、その心意気がネットで絶賛されていましたが、一流店ならごく常識です。当然のことであり、持ち上げられる意味が私には理解できません。あるお店で、予約もなしに来店した有名な元総理が追い返されるところを見たことがあります。侘びを入れ、改めて予約しまもなく入店していました。

是非冷静に物事を見て判断していただきたいと思います。日本を愛し、守って行こうと思うなら、是非ともそのように判断する冷静さを忘れないで下さい。

特に銀座久兵衛では、カウンターで大事な話は出来ないと囁かれています。週刊誌に来店したお客について、久兵衛の話しとして掲載されたこともあります。芸能人男女の浮世話ですが、秘密を漏らしたことに変わりありません。最もこんな場所で大事な話しをするほうに危機意識の欠如があります。

話しを戻し、誰がリークしたのかということを考える場合、TBSと、嬉々として伝えたという御仁のほうから逆にたどることも出来ます。政府側としては、このような政府のおもてなしを知る立場であり、TBSそしてテレビ等で話す仲の良い立場の人がいるということからも絞れます。

まあ事情を知る人はすぐにぴんと来ます。総理の側近と言っても官僚で内閣に派遣されている人は、まずマスメディアとは接触しません。

その任務の重要性と職務の使命は、ただ宣誓をして就任しただけにとどまらず、総理の信頼を勝ち得る、責任感に溢れていることは言うまでもありません。結いの党の江田議員のように、橋本総理秘書官としての時代の経験を発言することは、失格と言わざるを得ません。国家機密に関わることを、外部に絶対話すことはありません。ですからこのリークが官僚からということは考えられません。

次に閣僚となると、それぞれの任務に励むのであり、国賓の接待に参加はしても、タッチすることはありません。指示されたスケジュールをこなすだけです。となるとかなり絞ることが出来ます。

ここでTBSと、政府高官の話と伝える御仁が、このアメリカが出前を依頼したとの情報を伝える目的を推察することからも誰かということが絞られます。出前を頼み、TPPが日米で合意になったということであれば、この話は完全にアメリカの意向であり、アメリカの味方をしていることがわかります。

オバマが半分しか食べなかったことをフォローして、失礼だとの批判をかわし、TPPで日本側が死守し押し切れなかったことを、まとまったと捏造しています。まさしくアメリカ側の立場での報道や発言であることがわかります。TPPは日米の合意だけでまとまるものではありません。確かに日米主導ではありますが、参加12カ国の合意であり、まとまるまで絶対にその内容は公表されません。それを逆手に取り秘密協定と批判する人もいますが、まとまれば公表し、各国が議会の承認を受けるわけですから秘密協定とはいえません。

まとまる前に情報が漏れては、様々な分野で利害の争いがおき、収拾がつかなくなります。多くの条約も締結するまでは原則非公開です。議会の議決が無ければ発効しません。議会で決議をするのに、内容は充分に討論できます。TPPについてはブログにもしていますが、TPPが良い悪いは別にしてあまりにもガセネタに振り回されすぎています。

ですからTBSが日米で合意したとは甚だ疑問であり、甘利担当大臣もはっきりと最終合意ではない、と発言しています。安倍総理も欧州外遊で、大筋合意はしてないと発言しています。合意に至った事にしたいのはアメリカであることは明白です。TBSの報道はアメリカの為ということがわかります。

政府で国賓の接待に関係することを知る得る立場の側近、官僚でもなく、閣僚でもない議員となれば二人しかいません。アメリカの随行者への食事の手配をした本人ということになります。それが役割でもあり仕事です。二人のうち一人の側近である萩生田議員は、安倍総理の靖国参拝に応援の発言や、南朝鮮の朴大統領の反日発言に反発しています。アメリカにもはっきりとモノを言っています。

自然と残る一人は割り出され、TBSとの関係も、嬉々として政府高官の話と発言する御仁との関係も、アメリカよりの政治姿勢もぴったりと一致します。

如何ですか? TBSの報道、全ての報道番組で流してもいません。スクープならサンデーモーニングでも流します。スポンサーの意向なのか、TBSのお偉いさんの意向なのか、ただ一局TPP日米合意をしていたと報道しました。

こうした報道の情報から、多くのことが読み取れるのです。普段から知識や情報を積み重ね、その真意を読み取れるように訓練を重ねて下さい。必ず結果的に日本のために、役立つ情報発信が出来るようになると思います。

付録です、この側近議員は一応安倍総理を支えています。しかしちょっと手の内を読まれすぎだと思います。前述のリークを仲の良い御仁にも流し発言をさせています。知る人ぞ知る二人の仲です。この側近議員は関西の某大学の理事長であり、この仲の良い御仁を客員教授で迎え入れ、何かとメディアで意向を汲ませて発言させています。この御仁も得意顔で頻繁に政府高官の話として発言しています。

意向を受けての発言でしょうが、中共は公明山口を使い首相に画策してる、といかにも情報通のようにテレビで発言していました。安倍総理への側面からの応援でしょうが、それはあまりにも聴く者を馬鹿にしています。

中共は、池田大作こそがお金になり便利で都合よく、その操り人形には興味も無く、それなら親中派の自民議員を担ぐほうがはるかに簡単なことは充分理解しています。

この御仁は私から見れば、保守はお金になると、主に体制批判していた約15年前までの主張をすっかり変えていると思います。所属していたメディアも方針としては体制批判です。保守に大人気らしいのでこれ以上のことは控えます。

総理側近といわれている議員から、本来漏れるはずのない裏話が、簡単に漏れてしまっていることは問題だと思います。側近の議員の話は、特定の一部メディアや、仲の良いジャーナリストに限定せず、平等に発信すべきだと思います。

報道は、脚色も、何らかの意図もない、公平無私の、事実だけを流してもらいたいと思います。国民からの信頼性を無くすことが、いたずらな謀略説も産んだりすることにもなります。国民が余計な雑音に惑わされることがなくなります。

改めてマスコミの使命ということを考えてもらいたいと思います。

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